彼は、美しいデザインと無駄を省いた操作性にこだわり続けた結果、多くの人がApple製品とAppleのサービスを利用した。 2018年8月2日にAppleの時価総額は1兆ドル（112兆円）を突破したのでる。 1兆ドル（112兆円）を超えた企業は世界で初となり、大きくニュースになった。
今後、ジョブズの栄光は消える事はなく、世界中のビジネスマン（経営者）、クリエイター、技術者、デザイナー、Appleファンに受け継がれていくに違いない。ジョブズの名言を、ここにも刻んでいこう。
ジョブズ
３回以上もボタンをおさせるな
ジョブズの作品はどれも、シンプルだった。そのシンプルさを実現するのにジョブズの要求は複雑で現場は大変だった。
曲を選択するまでに、3回以上もボタンをおさせるな。iPodの開発中の事だった。この非妥協的な要素がiPodの人気につながった。
曲を選択するまでに、3回以上もボタンをおさせるな。iPodの開発中の事だった。この非妥協的な要素がiPodの人気につながった。
ジョブズ
インターネットは驚異的だが感動を呼び起こす事はない。感動的な事をコンピューターで実現したい
感動を呼び起こす製品がiPodであり、インターネットはデータを運ぶだけではなく、音楽による感動をユーザーの心に運ぶ。
ジョブズ
最先端のハイテクを普通の人にも使い方がわかるように届ける
ジョブズが望んだのは、操作を覚えるまでに時間がかかるIBMパソコンに対し、マッキントッシュを短い時間で誰もが簡単に使いこなせるパソコンにする事だった。すべてが直感的に操作できるのが特徴であり、マニュアルはドンドン薄くなりやがて不要になっていく。
ジョブズ
小学1年生が読めるようにするべきだ
マニュアルを作るAppleのライターが「高校3年生でも読めるように書かなくてはいけないね」と言ったところジョブズは反論した。
昔はAppleが作成しているマニュアルが他社のお手本になっていた。今ではマニュアルなしで簡単に使える製品ばかりになっている。
ジョブズ
子供だけに愛される映画をつくる事は大変ではない。だが子供と親が同時に愛してくれる映画をつくる事は大変な事だ。
Macユーザーには、デザイナーや医療関係者のようなプロが多い。プロ仕様だけにすれば、一部の人にしか使いこなせない。
パソコンをあまり使った事がない人が簡単に使えるマシンを目標にしていた。
ジョブズ
最先60年にはMacも過去の遺産だろう。だが60年後にも人はトイストーリーを楽しんでくれるのではないか
1986年映画監督のジョージ・ルーカスからピクサーを買い取りCEOとなる。ピクサーはしばらくジョブズの個人資産を食いつぶすだけだった。やがてトイストーリーが世界的ヒットしアメリカの作品の一部に定着していった。パソコンに寿命を感じていたがピクサーに投資を惜しまなかった。
ジョブズ
本当に魔法だったでしょう？
ポストパソコン時代の新製品として生み出したiPadだが、今でも革新的な製品として教育現場では教科書として使用されている。教育だけではなく、ゲームやファッション、ビジネスまで。iPadがリリースされた際にジョブズは「iPadは魔法だ」とプロモーションした。「魔法と言う言葉を口にするたびに皆さんは笑った。でもどうでしたか？本当に魔法だったでしょう？」
ジョブズ
蛇口をひねればいくらでみタダの水が出てくるけど、みんなお金を出してミネラルウォーターを買っている
ジョブズは新しいビジネスモデルを作っている。それがiTunesだった。インターネットは非常に便利だが、著作権侵害という問題も生み出した。才能と時間をかけて作った音楽をファイルの違法交換などでタダで使われてしまう。その権利を守る事に目が行くのも仕方なかったがジョブズは楽曲を幅広くそろえるインターネットストアが出来ればユーザー、音楽業界の双方にメリットがある。いいものを作れば（アイチューンズミュージックストア）皆んなお金を出して買ってくれると革新していた。
ジョブズ
どの車も移動という意味では一緒だ。でも多くの人がBMWに高いお金を払う
ジョブズ追放後のアップルはパソコンを売る事ばかりになっていた。法人相手にまとめ買いしてもらおうと必死だったが、そうなると安さ勝負になる。価格競争ではいいものが作れない。Appleに戻ったジョブズはビジネス業界への参入を全否定した。「A地点からB地点までの移動という意味ではやる事は一緒だ。でも多くに人はシボレーよりもBMWに高いお金を払う」多少高くても買いたくなる商品を作るのがAppleの強みである。
ジョブズ
「できるわけがない」で大幅に改悪される。「つくれやしない」でまた大幅に改悪。こうしてわざわざ敗北を引き寄せる。
製品には大勢の意見を取り入れていくうちに、革新性を失うという特徴がある。ジョブズはそれを表現している「ちゃんとできていたのに！勝利目前でわざわざ敗北を引き寄せるなんて！何があったのかというとデザイナー達がこの素晴らしいアイディアを思いついた。エンジニアの所に持っていくと『だめだ出来る訳がない』製造部門に持っていくと『つくれやしない』でまた改悪されるという寸法だ」少人数の人が賛成しその中で行ったり来たりを繰り返す事でいいものが出来る。意見交換を繰り返してどうすれば？という体制が重要だ。
